
ねえ、パントリーの奥行って45cmだと大きすぎるかな?

なるほど、奥行45cmね。
入れるものにもよるけど、我が家は必要ないと思い、奥行を30cmにしたよ。
家づくりにおいて、パントリーの収納力はとても魅力的です。
特に、食料品や日用品を多くストックする家庭では、十分な収納スペースを確保することが、快適な生活を送るためのカギとなります。
皆さんも、パントリーの広さや奥行きについて、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし、やみくもに広いパントリーを作れば良いというわけではありません。
特に「奥行き」については、使い勝手を大きく左右する重要なポイントです。
最近では、奥行きのあるパントリーが人気ですが、実際に使ってみると「奥行きがありすぎて使いにくい」と感じる人も少なくありません。
この記事では、パントリーの奥行き、特に45cmというサイズに焦点を当て、そのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
さらに、我が家で採用した奥行30cmのパントリーの良さを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- パントリーの奥行45cmが使いにくいと感じる理由
- 一般的な家庭に最適なパントリーの奥行サイズ
- 我が家が奥行30㎝を選んだ理由
- 奥行30㎝のパントリーの魅力
なお、当ブログでは「ハウスメーカーが決まってから家に住むまでのついつい忘れやすい”家づくりの盲点”」をテーマにお届けしています。
家づくりで忘れやすい部分にピックアップしていますので、興味のある方はぜひ併せてお読みください。
パントリーの奥行って本当に45cmも必要?


奥行45cmのパントリーって、実際どうなのかな?そこまで必要あるかな?

そうだよね。僕も最初は広い方が良いと思ってたけど、実際に奥行30cmのパントリーを使ってみて、我が家にはこれぐらいがちょうどよかったと感じているよ。
ここでは、パントリーの奥行きが本当に奥行45cmものスペースが必要なのかについて考えていきます。
もっとコンパクトなサイズでも十分なのか、我が家の例も参考にしながら一緒に考えていきましょう。
奥行45cmのパントリーが”奥行きがありすぎる”と感じる理由

具体的に、どんな時に「奥行きがありすぎる」って感じるの?

例えば、奥の方にしまった物が取り出しにくかったり、賞味期限が切れてしまったりすることがあるんだ。
奥行きのあるパントリーは、一見すると収納力が高く魅力的に思えます。
しかし、実際に使用してみると、「奥行きがありすぎる」と感じる場面が多々あります。その主な理由は以下の通りです。
- 奥の物が取り出しにくい
- 在庫管理が難しい
- デッドスペースが生まれやすい
- 掃除がしにくい
それぞれ詳しく見てきましょう。
奥の物が取り出しにくい
奥行きが深すぎると、奥に収納した物が取り出しにくくなります。
特に、背の低い人や高齢者にとっては、奥の物を取るために身を乗り出す必要があり、負担が大きくなります。
在庫管理が難しい
奥の物が見えにくいため、何がどこに収納されているのか把握しにくくなります。
その結果、同じ物を重複して購入してしまったり、賞味期限切れの食材を発生させてしまう可能性があります。
デッドスペースが生まれやすい
手前ばかりを使用してしまい、奥のスペースがデッドスペースになりがちです。
せっかくの収納スペースを有効活用できず、無駄な空間が生まれてしまいます。
掃除がしにくい
奥行きが深いと、パントリーの奥まで掃除するのが大変です。
特に、奥行きがあると大きなものが収納出来るため、必然的に重量の大きいものが増えます。
その結果、掃除の度にそれらを移動させる必要があり、大きな負担となります。
理想的なパントリーの奥行とは?


じゃあ、パントリーの奥行ってどれくらいが理想なの?

一般的には、30cm~45cmくらいが使いやすいと言われているけど…
パントリーの理想的な奥行は、収納する物の種類や量、そして使う人の身長や使い勝手によって異なります。
しかし、一般的には、30cm~45cm程度が使いやすいとされています。
この奥行きであれば、収納する物のサイズにもよりますが、一般的な食料品や日用品であれば、十分な収納力を確保できます。
例えば、缶詰やレトルト食品、調味料などは、奥行30cmでも十分に収納可能です。
また、ペットボトルや瓶類なども、奥行45cmあれば問題なく収納できるでしょう。
我が家では、奥行30cmのパントリーに、必要なものをすべて収納できていて、不便を感じたことはありません。
奥行45cmパントリーのメリット

奥行45cmも理想のサイズなんだね!
どんなメリットがあるのかな?

もちろん!奥行きがある分、大きな物を収納できるし、まとめ買いにも便利だよ。
使い方次第で、とても便利な収納スペースになるんだ。
奥行45cmのパントリーは比較的大きめなパントリーです。
家族構成が多いにご家庭やコストコなどの大型スーパーでまとめ買いをしている人にとって、45㎝という幅はとても重宝できるスペースと言えるでしょう。
ペットボトルや缶などの飲み物やキッチンペーパーのような消耗品類をストックするには便利です。
また、奥行きが45㎝もあれば鍋やホットプレートなどの大きなキッチン用品をパントリーに収納することも可能です。
パントリーに収納できればキッチンの戸棚は不要となり、キッチン回りがスッキリするのもメリットの一つではないでしょうか。
奥行45cmのパントリーのデメリット

奥行45cmもメリットがたくさんあるね!

うーん、でもやっぱりデメリットもあるんだよね。
さっき話したように、奥の物が取り出しにくかったり、在庫管理が難しかったりするよ
前述の通り、奥行きがありすぎると感じる理由の多くは、使い勝手の悪さに起因します。
ここでは、奥行45cmのパントリーのデメリットを、再度まとめつつ、より深く掘り下げていきましょう。
- 奥の物が取り出しにくく、在庫管理が難しい: これは先にも触れた大きなデメリットです。特に、使用頻度の低いものを奥に収納してしまうと、その存在自体を忘れてしまうこともあります。結果として、無駄な買い物をしたり、食品ロスを招いたりする可能性が高まります。
- デッドスペースが生まれやすく、掃除もしにくい: 奥のスペースは、意識して活用しなければ、簡単にデッドスペースと化します。また、そのスペースにホコリが溜まりやすく、掃除の手間も増えます。特に、重いものを置ている場合、掃除の度に移動させるのは一苦労です。
- 空間の圧迫感: 奥行きが深いと、パントリー内が暗く、狭く感じられることがあります。特に、小さなパントリーの場合は、圧迫感を感じることもあるでしょう。
- 費用: 奥行きを深くする分、建築費用や使用する建材のコストが高くなる可能性があります。
このように、奥行45cmのパントリーには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
パントリー選びで重要な点は、自分たちのライフスタイルや収納する物の量、使い勝手を考慮して、最適な奥行きを選ぶことです。
我が家では、これらのデメリットを考慮し、また実際に生活してみて、30cmという奥行きが最適だと実感しています。
我が家のパントリーを奥行30cmにした理由

どうしてパントリーの奥行を30cmにしたの?やっぱり使いやすいから?

そうだね!いくつか理由があるから、1つずつ紹介していくね。
ここでは、私が実際にアイ工務店で家を建てた際に、パントリーの奥行を30cmにした理由を、実体験を交えながら詳しく解説します。
奥行きで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
奥の物まで見渡せる、在庫管理のしやすさ

奥行きが浅いと、どんなメリットがあるの?

まず、奥の物までしっかり見えるから、在庫管理がすごくしやすいんだ。
私が奥行30cmを選んだ最も大きな理由は、「在庫管理のしやすさ」です。
以前住んでいたアパートのキッチン収納は奥行きがあり、奥の物が取り出しにくく、在庫管理に苦労していました。
その経験から、新居では「一目で見渡せるパントリー」を実現したいと考えていました。
奥行30cmであれば、奥の物までしっかり見渡せるため、何がどこに、どれくらいあるのかが一目でわかります。
実際に住んでみて、この選択は大正解だったと感じています。
買い物の前にパントリーを確認すれば、必要な物がすぐにわかるため、無駄な買い物が減りました。
また、賞味期限が近い食材を優先的に使うなど、フードロス削減にもつながっています。
圧迫感のない、すっきりとした空間

確かに、奥行きがありすぎると、部屋が狭く感じちゃうかもね。

そうだね。奥行きを30cmに抑えたことで、キッチンが広く感じたよ
奥行きのある収納は、時に空間に圧迫感を与えてしまうことがあります。
特に、限られたスペースを有効活用したい場合、奥行きは慎重に検討する必要があります。
我が家のキッチンは、それほど広いスペースを確保できなかったため、パントリーの奥行きを抑えることで、空間を広く見せることを意識しました。
奥行30cmにしたことで、パントリー内がすっきりとし、キッチン全体が広く感じられるようになりました。また、パントリーの扉を開けた際にも、圧迫感を感じることなく、スムーズに出入りができます。
ちょうどいい収納量で無駄がない

奥行きが浅くても、収納力は十分なの?

僕たち家族にとっては、奥行き30cmでも十分な収納力だったよ。
必要以上に物を溜め込まなくなったし、整理整頓もしやすくなったんだ。
「奥行30cmでは収納力が足りないのでは?」と心配される方もいるかもしれません。
しかし、我が家の場合、家族全員の食料品や日用品を収納するには、奥行30cmで十分な収納力でした。
むしろ、奥行きを抑えたことで、必要以上に物を溜め込むことがなくなり、本当に必要な物だけを厳選して収納するようになりました。
その結果、パントリー内が常に整理整頓され、使い勝手が格段に向上しました。 また、奥行きが浅いことで、棚板1枚あたりの耐荷重も考慮しやすく、重いものを収納する際も安心です。
子どもでも使いやすい

奥行きが30cmだと、子どもにも使いやすそうだね!

そうだね!3歳の子どもでも、自分で欲しい物を取り出せるようになったんだよ。
奥行き30cmのパントリーは、子どもでも使いやすいというメリットもあります。
我が家には3歳の子どもがいるのですが、奥行きが浅いため、棚の奥まで手が届きやすく、自分で欲しい物を取り出すことができます。
例えば、お気に入りのコップやおやつなどを、自分で選んで取ってこられるようになりました。
30㎝の奥行きであれば収納ラックを設置しても大きなものを乗せることが出来ないので、子どもでも簡単に引き出すことが出来ますよ。
このように、子どもでも安全かつ簡単に物を出し入れできるため、「自分でやりたい!」という子どもの自立心を育むことにもつながっていると感じています。
また、親としても、子どもが自分でできることが増えるのは嬉しいですし、家事の負担軽減にもつながり、一石二鳥です。
まとめ
パントリーの奥行は、広ければ広いほど良いというわけではありません。
特に奥行45cmというサイズは、意外にも”奥行きがありすぎる”と感じるケースも多いです。
しかし、棚や収納ボックスを上手に活用することで、奥行きのあるパントリーも使いやすく、便利な収納スペースに変えることができます。
大切なのは、自分たちのライフスタイルや収納する物の量、使い勝手を考慮して、最適な奥行きを選ぶこと。そして、収納術を駆使して、デッドスペースをなくし、使いやすいパントリーを実現することです。
私がパントリーの奥行を30cmにした理由は、
- 奥の物まで見渡せ、在庫管理がしやすい
- 圧迫感がなく、空間を広く感じられる
- 我が家にはちょうどいい収納量で、無駄がない
- 子どもが使いやすい
これらの点が大きな決め手となりました。
もちろん、最適なパントリーの奥行きは、各家庭のライフスタイルや収納する物の量によって異なります。しかし、実際に奥行30cmのパントリーを使用してみて、その使い勝手の良さを実感しています。
皆さんも、ぜひ自分に合ったパントリーの奥行きを見つけ、快適なキッチン空間を実現してくださいね。
当ブログでは「ハウスメーカーが決まってから家に住むまでのついつい忘れやすい”家づくりの盲点”」をテーマにお届けしています。
家づくりで忘れやすい部分にピックアップしていますので、興味のある方はぜひ併せてお読みください。
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