キッチンの通路幅は90cmで大丈夫?100cmとの違いを徹底解説

家づくり
てんちゃん
てんちゃん

キッチンの通路幅を、90cmと100㎝のどちらにしようか悩むなぁ…

てんパパ
てんパパ

通路幅って難しいよね。
我が家も建てる前にかなり悩んだけど100cmの幅にして良かったと思ってるよ!

新しいキッチンを選ぶ際、使い勝手を大きく左右するのが「通路幅

しかし、この通路幅は実際どの程度の幅があれば十分か気になるところです。

この記事を読んでいるあなたも、キッチンの通路幅をどうするべきか悩まれているのではないでしょうか。

実際のところ、間取りの都合により「90cm」から「100cm」程度の幅を選択していることが多いです

当然、幅を広くとれることに越したことはありませんが、実際はそう簡単には行きませんよね。

家全体の広さを考えれば、たった数センチの差となりますが、キッチンはずっと使うスペースだと思いますので妥協は出来ません。

実際のところ、たった10cmですが使い勝手が大きく変わります

この記事では、キッチンの通路幅90cmと100cmの違いを徹底比較し、あなたにとって最適な通路幅を選ぶためのヒントを紹介していきます。

実際に100cmの通路幅のキッチンを選んだ、我が家の体験談も交えながら、後悔しないキッチン作りのための情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

この記事でわかること
  • キッチンのタイプ別の最適な通路幅
  • 一般的な通路幅の寸法とその理由
  • 90cm幅の通路幅のメリットとデメリット
  • 家族構成やライフスタイルに合わせた通路幅の選び方と、100cm幅を選んだ体験談

なお、家づくりにおいてキッチンは決めることが多い間取りです。

キッチンの高さについてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひ併せてご覧ください。

この記事を書いた人
てんパパ

住宅設備が大好きすぎる33歳二児のパパ
床面積1万㎡以上の大型施設の施設管理を7年間続け、設備の魅力にドハマリ
5年前にアイ工務店でマイホームを購入してから住宅設備にも興味をもつ
ブログでは「ハウスメーカーが決まってから家に住むまでのついつい忘れやすい”家づくりの盲点”」をテーマにお届け

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キッチンの通路幅90cmは狭い?使い勝手を左右する要素とは?

てんちゃん
てんちゃん

90cmの通路幅って、やっぱり狭いのかな?

てんパパ
てんパパ

一概に狭いとは言えないよ。
キッチンのタイプや使い方によって、感じ方が変わってくるからね。

キッチンの通路幅としてよく採用される「90cm」の通路幅

間取りの都合などで「90cm」の幅を選ぶ人をよく目にします。

実際のところ、我が家も当初はキッチンの幅を「90cm」で見ていました

ここではなぜ「90cm」の通路幅が選ばれるのかを、メリット等を踏まえて紹介していきます。

そもそもキッチンの一般的な通路幅はどのくらい?

てんちゃん
てんちゃん

キッチンの通路幅って、普通はどれくらいなの?

てんパパ
てんパパ

一般的には80cmから120cmくらいが標準だよ。

一般的に、キッチンの通路幅は80cm〜120cm程度が推奨されています

キッチンに立ち入る人が一人しかいない場合は、80cmでも大きな問題はありません。

しかし2人以上で作業したり、将来的に子どもと料理を楽しみたいと考えている人には、最低でも90cm以上を確保するのが望ましいでしょう。

キッチンの通路幅は簡単には変更できない部分であるため、今の使い方だけではなく将来的な使用方法まで想定して設定することをオススメします。

キッチンのタイプと通路幅の関係

てんちゃん
てんちゃん

キッチンのタイプによって、通路幅の感じ方って変わるの?

てんパパ
てんパパ

そうだね。
キッチンの種類によって必要な通路幅が変わってくるよ

キッチンの通路幅は使い方だけではなく、配置の種類によっても必要となる通路幅が異なります

キッチンのタイプは、大きく分けて「I型」「Ⅱ型」「L型」「U型」「アイランド型」「ペニンシュラ型」の6つがあります。

これらのキッチンについて、「通路幅」という観点で検討してみると以下のとおりです。

出典:「ユウホームカスタムHP

I型・L型キッチン

アイのある家づくりブログ

I型とL型のキッチンは、壁付けのキッチンのため、比較的コンパクトな間取りに採用されることが多いです。

この場合、キッチンの反対側には、大きなカップボードや冷蔵庫などが設置されるケースが少ないことから、90cmの通路幅でも十分な場合が多いです。

Ⅱ型

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Ⅱ型のキッチンとはシンクとコンロが2列になっているキッチンのこと指します。

コンロ側とシンク側でそれぞれ作業スペースがあるため、複数人で作業しやすい特徴があります。

そのため、複数人がキッチンを使用する前提であるため、90cmの通路幅だとすれ違いにくい狭さとなり、使い勝手が悪くなる可能性があります。

U型、アイランド型、ペニンシュラ型

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残りのキッチンは、部屋の中央にある、または一部が壁から突き出ているタイプのキッチンです。

広いスペースを必要とするため、通路幅も100cm以上が一般的です。90cmだと、すれ違いや収納の開け閉めに支障が出る可能性があります。

90cm幅のメリット・デメリットとは?

てんちゃん
てんちゃん

なるほど!種類によって変わるんだね。
じゃあ90cmの通路幅って、悪いところばかりなのかな?

てんパパ
てんパパ

90㎝は広くはないけど、決して狭い訳ではないよ!

ここまでの説明を読んだあなたは「90㎝」が狭いという印象を持ったかもしれません。

しかし、「90cm」の通路幅が必ずしも狭いわけではありません

個人的は「二人以上で使用することを想定した場合にはすこし手狭かな」という印象を受けている程度です。

そのため、決して90㎝が狭くて使い物にはならないわけではないことをご注意ください。

以上の点を踏まえ、90cmのメリット・デメリットをまとめると次のとおりとなります。

メリット
  • 省スペース: 限られたスペースでもキッチンを設置しやすい。
  • 動線が短い: 調理中の移動距離が短く、効率的に作業できる。
  • 費用が抑えられる: 通路幅が狭い分、キッチンの設置費用が安くなる場合がある。
デメリット
  • 複数人での作業が困難: 二人以上で同時にキッチンに立つと、窮屈に感じる。
  • 大型家電の設置に制限: 冷蔵庫や食器棚のサイズ、配置に注意が必要。
  • 収納の開け閉めが不便: 引き出しタイプの収納が全開にできない場合がある。

家族構成とライフスタイルから考える最適な通路幅とは?

てんちゃん
てんちゃん

家族構成やライフスタイルによって、通路幅って変わってくるの?

てんパパ
てんパパ

もちろんさ!
特に小さなお子さんがいる家族の方は注意が必要だよ

家族構成やライフスタイルも、通路幅を決める上で重要な要素です。

先も触れましたが、現状の使い方だけでなく、将来的な部分も視野にいれて設定することが重要です。

なお、目安としては二人暮らしの場合は90cm、家族が3人以上いる場合は100cm以上あると便利でしょう。


【体験談】我が家が90cmではなく100cmを選んだのか

アイのある家づくりブログ
てんちゃん
てんちゃん

てんパパの家は、キッチンの通路幅を100cmにしたんだっけ?

てんパパ
てんパパ

そうだよ!
でも実は最初は90cmでも良いかなって思ってたんだ。

90cmと100cmの幅ってわずかな差のため、選ぶのが難しく悩ましい所ですよね。

ここではキッチンの通路幅を90cmと100cmで迷い、100cmに決定した我が家の体験談を紹介します。

通路幅で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

たった10cmでも大きく変わる?90cmと100cmの通路幅の違い

てんちゃん
てんちゃん

正直、10cmの差ってそんなに変わらない気もするけど…

てんパパ
てんパパ

そんなことないよ。
むしろこの10cmの差が日々のストレスに繋がるかもしれないんだ。

たった10cmの違いですが、実際にキッチンに立ってみると、その差は歴然です。

90cmの場合、体の向きを変える際に、少し窮屈に感じることがあります。

特に、複数人で作業する場合や、大きな鍋を持っている場合は、その差が顕著に現れます。

一方、100cmの場合は、体の向きを変えるのもスムーズで、ゆとりを持って作業できます。

また、将来的に車椅子を使用することになった場合でも、100cmあれば対応可能です。

決め手は「ゆとり」と「将来性」

てんちゃん
てんちゃん

100cmを選んだ決め手ってなんだったの?

てんパパ
てんパパ

やっぱり、「ゆとり」と「将来性」かな。
夫婦で一緒にキッチンに立つことが多いし、子供が大きくなった時のことも考えて、100cmにしたんだ。

何度もキッチンのショールームに通い、悩んだ末、我が家が選択したのは「100cm」の通路幅でした。

我が家が100cmを選んだ決め手は、以下の2点です。

  • ゆとりのある生活がしたかったから
  • 子どもたちとキッチンに立つ将来を想像したから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ゆとりのある生活がしたかったから

我が家は共働き夫婦のため、家事は二人が行います。

そのため、一緒にキッチンに立つことが多いので、通路幅を狭くしてすれ違う際にストレスを感じたくないという結論に至りました。

もちろん出来れば110cmまで広げたかったですが、リビングの広さとドアとの位置関係を考慮し、100cmに決めたのです。

また、我が家のキッチンはペニンシュラ型キッチンで背面に食器を収納するためのカップボードがあります。

そのため、一人が料理をしている最中に食器を出す場合も想定されたのでやはり広めに設定しておきました。

子どもたちもキッチンに立つ将来を想像したから

家を建てた時はまだ子どもが1人しかいなかったけど、将来的にはもう少し増えたらという夢がありました。

そのため、我が家を建てる際はキッチンに関わらず空間にゆとりをもった間取りを心がけてきたという経緯がありました。

特に夫婦が2人とも料理が好きだったので、子どもとも出来たらと考え、ゆとりのある幅に設定したのです。

実際に100cmを使ってみて良かった点3選

てんちゃん
てんちゃん

実際に100cmを使ってみて、どうだった?

てんパパ
てんパパ

正直、キッチンでストレスを感じたことは、ほとんどないよ

実際に100cmの通路幅のキッチンで生活をしてみて、本当に良かったと実感することは「キッチンでストレスをあまり感じない」という点です。

正直、100cmの通路でも狭いなと感じる時はあります。

それはカップボードの引き出しを開けている時で、普段はストレスフリーです。

「気にならないほどの広さである」ということが一番のメリットなのではないでしょうか。

また、我が家は冷蔵庫も配置していますが、上段部分であれば、開いていてもそこまで邪魔になりません。

自分にあった通路幅を見つけよう

てんパパ
てんパパ

悩むのならゆとりのある方を選ぶことをおすすめするよ

何かと決めることが多い家づくり。

特にキッチンは形や色、家電類の配置など、悩みどころが多い部分でもあります。

そのため、通路幅のような地味な部分はついつい見落とされがちになってしまうのです。

しかし、使い勝手を決める上で、通路幅はかなり重要なポイントで、ここを抑えれば後悔が少ないでしょう。

自分にあった通路幅を決めるために是非ともショールームで体感していただくことをおすすめします。


まとめ

キッチンの通路幅は、90cmと100cmのどちらを選ぶかで、使い勝手が大きく変わります。

90cmは省スペースで設置できる一方、複数人での作業には不向きな場合があります。

一方で100cmはゆとりがあり、将来的なライフスタイルの変化にも対応しやすいですが、広い設置スペースが必要です。

最適な通路幅は、キッチンのタイプ、家族構成、ライフスタイルによって異なります。

この記事を参考に、自分たちにぴったりの通路幅を見つけて、快適なキッチンを実現してくださいね!

結論

  • キッチンの通路幅は、90cmと100cmで迷う人が多い
  • 90cmは、I型キッチンなど、比較的コンパクトなキッチンに向いている
  • 100cmは、複数人での作業や、将来的なライフスタイルの変化を見据える場合におすすめ
  • てんパパの家では、ゆとりと将来性を重視して100cmを選んで正解だった
  • 将来のことも考えて、ショールームで実際に通路幅を体感することが大切

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