「お風呂の自動洗浄ってキレイになるの?」
「自動洗浄機能があれば毎日のお風呂掃除が楽になるのかな?」
お風呂にも自動洗浄機能があると聞いたあなたは、実際にどんな機能なのか気になりますよね。
一方で、「本当に使えるのか?」「デメリットはないのか?」などの疑問も同時に浮かんできているのではないでしょうか。
住宅展示場やショールームを見に行った際に目に留まるお風呂の「自動洗浄機能」。
あなたがお風呂掃除を毎日しているのであれば、「なんだこんな夢のような機能は?」と感じたことでしょう。
実際、毎日お風呂を使う家庭にとって、お風呂掃除は必須の作業です。
私も風呂掃除を毎日していますが、とくに冬場の寒い日は大変で、洗うのが嫌になるほどです。
そのため、お風呂の「自動洗浄機能」があれば苦労から解放されると感じてしまいますよね。
しかし、「便利そう」というイメージだけで導入を決めてしまうのは、少し待ってください。
実際に自動洗浄機能付きのお風呂を使っている人の中には、「期待したほどキレイにならなかった…」「結局、細かいところは自分で洗わないといけない…」と、後悔している人もいるのです。
この記事では、お風呂の自動洗浄機能について、以下の悩みを抱えている人に向けて作成しています。
- お風呂の自動洗浄にデメリットがあるのかが気になっている人
- お風呂の自動洗浄が実用的かどうかを知りたい人
- 自動洗浄機能を使いこなせるかが不安な人
もしあなたがいずれかの悩みを抱えているのであれば、この記事はあなたの悩みを解決してくれる手助けをしてくれます。
読み終える頃には「お風呂の自動洗浄」が自分にとって合うかどうかが明確になることでしょう。
- お風呂の自動洗浄機能の仕組み(TOTOの「おそうじ浴槽」など)
- 自動洗浄機能のメリット・デメリット
- 「自動洗浄機能はいらない」と感じる理由と、その対策
- 自動洗浄機能付きお風呂の選び方のポイント
お風呂の自動洗浄機能とは?その仕組みと種類


お風呂の自動洗浄機能って実際どんな機能なの?

まずは、自動洗浄機能の基本的なところから説明するね。
最近、各メーカーが力を入れているお風呂の自動洗浄機能。
我が家が「TOTO」のお風呂を使用していることから、ここでは主にTOTOの自動洗浄機能に焦点を当てて、その特徴や機能を紹介していきます。
お風呂の自動洗浄機能とは?

お風呂の自動洗浄機能とは、その名の通り、入浴後の浴槽を自動で洗浄してくれる機能のことです。
手作業でのこすり洗いが不要になるため、家事の負担を大幅に軽減できると、近年注目を集めています。
実際、以下の主要メーカーでの取り扱いの確認が取れています。
主要メーカーの自動洗浄機能比較
メーカー | 機能 | 特徴 |
TOTO | おそうじ浴槽 床ワイパー洗浄 | ・パワフルな水流と洗剤自動投入でしっかり洗浄。 ・床ワイパー洗浄は、「きれい除菌水」でカビやピンク汚れを抑制 |
LIXIL | おそうじ浴槽 | パワフルな水流と洗剤自動投入でしっかり洗浄。 |
タカラスタンダード | オートウォッシュ | パワフルな水流と洗剤自動投入でしっかり洗浄。 |
ただし、3社が提供している「自動洗浄機能」は、主にノーリツやリンナイといったガス給湯器メーカーが提供している機能を採用しているため、性能や機能に大きな差はないようです。
TOTOのみ、お風呂場の床を洗浄する「床ワイパー洗浄」がついているので、お風呂場全体を考慮すると一歩リードしていると言えるでしょう。
では、TOTOを例に紹介していきます!
自動洗浄機能があるとこんなに便利!メリットとは?

自動洗浄機能があると、具体的にどんなメリットがあるの?

やっぱり、毎日のお風呂掃除から解放されるのが一番のメリットだね。
時間と心に余裕が生まれるよ
自動洗浄機能の最大のメリットは、何と言っても、1タッチで面倒なお風呂掃除の手間を大幅に削減できることです。

仕事や育児で忙しい毎日、お風呂掃除は後回しになりがちですよね。
自動洗浄機能があれば、入浴後にボタンを押すだけで、浴槽の洗浄が完了します。
空いた時間を、趣味や家族との団らんなど、より充実した時間に充てることができるでしょう。
また、自動洗浄機能は、手洗いよりも少ない水量と洗剤量で洗浄できる場合が多く、節水効果も期待できます。
個人的には洗剤を自動投入できる点もポイントが高いです。
実際にお風呂掃除をすると洗剤を噴射しながらスポンジでこすっていくことが多いので、少々手間でした。
しかし、自動投入機能があれば浴槽部分においては不要になります。

床ワイパー洗浄が優秀


TOTOだけ「床ワイパー洗浄」ってあるけど、具体的にどんな機能なの?

これはTOTO独自の技術で、お風呂場の床を清潔に保つための機能だよ。
浴槽の自動洗浄機能は、TOTOだけでなく、他のメーカーも採用している機能ですが、「床ワイパー洗浄」は、TOTOのみ採用されている機能です。
具体的には、お風呂の床を自動で洗浄・除菌する機能のことを指します。
床に「きれい除菌水」と呼ばれる特殊な水を吹きかけることで床に付きやすいカビやピンク汚れの原因菌を抑制する効果があります。

我が家は「床ワイパー洗浄」を付けませんでしたが、5年も立つとピンク汚れの発生が目立ってきます。
そのため、この機能は本当に付けておけばよかったと後悔しました。
自動洗浄機能がオススメな人は?

自動洗浄機能って、どんな人におすすめなの?

時間や手間を節約したい人、清潔さを重視する人には、特におすすめだよ。
お風呂の自動洗浄機能のメリットは、掃除の時間が減ることです。
そのため、特に、共働きや子育てで毎日が忙しい家庭におすすめです。
たった5~10分程度ですが、毎日となるとかなりの時短になります。
「毎日の家事負担を少しでも軽減したい」や「自分の時間を確保したい」という方にとって、強い味方となるでしょう。
また、高齢者や、足腰に不安のある方にもおすすめです。
浴槽掃除は、しゃがんだり、腰をかがめたりする動作が多く、身体への負担が大きい作業です。
自動洗浄機能があれば、このような負担を軽減し、安全に入浴を楽しめます。
お風呂の自動洗浄機能のデメリットと「いらない」と感じる理由

話を聞くとかなり便利そう!
付けたくなってきたなぁ…

ちょっとまって!!
自動洗浄機能には、いくつか注意すべき点があるよ。
毎日お風呂を入る人にとって手間な作業である「お風呂掃除」
そのお風呂掃除の手間を軽減してくれる「自動洗浄機能」は、毎日が忙しい家庭にとって救世主とも言える存在ではないでしょうか。
しかしメリットだけで導入を決めるのは待ってください。
当然、自動洗浄機能にもデメリットがあります。
デメリットを知らないまま付けてしまうと後悔する可能性がありますよ。
ここでは、お風呂の自動洗浄機能のデメリットと、「いらない」と感じてしまう理由を詳しく解説していきますね。
洗浄力への疑問

え?自動洗浄でキレイにならないってあるの?

もちろん洗浄力はあるけど、必ずしも取り切れるわけではないよ。
自動洗浄機能の売りの一つに「ボタン一つで簡単お掃除」が挙げられます。
しかし、この機能も当然ながら完璧なわけではありません。
特に、長期間放置してこびり付いた皮脂汚れや水垢、浴槽の隅やフタの溝など、細かい部分の汚れは、完全に落としきれない場合があります。
また、お風呂用洗剤の種類や、お湯の温度、水圧などによっても、洗浄効果は変わってきます。
「自動洗浄機能があるから、お風呂掃除は一切不要!」と過信せず、汚れ具合に応じて、手洗いとの併用を検討しましょう。
費用がかかる

自動洗浄機能付きのお風呂って、やっぱり高いんでしょ?

そうだね。
基本的にオプションだから一高くなる傾向があるよ。
自動洗浄機能はすべてのメーカーでオプション扱いです。
そのため、通常のお風呂に比べて、本体価格が高くなります。
具体的な金額は値引も入る可能性があるため、不明ですが、Instagramではオプション費用が16万円だったという声もあります。
また、ランニングコストもかかる点も注意が必要です。
自動洗浄機能のような機械的な設備はいつかは必ず故障します。
特に水の吹き出し口は詰まりやすい傾向にあるため、数年~十数年で故障すると考えた方がいいでしょう。
当然、交換には費用がかかるので、リスクがあることは認識しておくべきです。
エコキュートでは付けられない場合も

え?エコキュートってつけられないの?

TOTOは大丈夫だけど、他では付けてもらえない場合があるよ。
自動洗浄機能を取り扱うお風呂メーカーによっては、エコキュートが使用できない場合があります。
実際のところ、タカラスタンダードのオートウォッシュではエコキュートへの対応が出来ないことが記載されています。
自宅の給湯機との相性によって使用できない場合があるのでご注意ください。
なお、TOTOはノーリツ製のガス給湯器かコロナ製のエコキュートであれば対応しています。
結局手洗いが必要

自動洗浄しても、結局手洗いが必要なの?

確かに、完全に手洗いから解放されるわけではないんだ。
でも、手洗いの頻度や負担を減らせる点はメリットと言えるね。
自動洗浄機能は、浴槽全体を洗浄してくれますが、完璧ではありません。
浴槽の隅やフタ、排水口周り、シャワーヘッドや蛇口など、細かい部分の汚れは、手洗いで落とす必要があります。
また、自動洗浄機能のノズルやフィルターなど、定期的なメンテナンスも必要です。
自動洗浄機能は、あくまでもお風呂掃除を「サポート」してくれる機能であり、完全に手洗いをなくすものではない、ということを理解しておきましょう。
まとめ
お風呂の自動洗浄機能は、家事の負担を軽減し、清潔なバスタイムを実現する魅力的な機能です。
しかし、導入には費用がかかり、洗浄力やメンテナンスの面で注意すべき点もあります。
「自動洗浄機能はいらない」と感じるかどうかは、あなたのライフスタイルや価値観、そして何を重視するかによって異なります。
結論
- 自動洗浄機能は万能ではない: 過度な期待は禁物。手洗いとの併用が必要な場合も。
- 費用対効果を考える: 初期費用だけでなく、ランニングコストやメンテナンス費用も考慮する。
- ライフスタイルに合わせる: 家族構成や入浴時間、掃除の頻度などを考慮して、本当に必要かどうかを見極める。
- ショールームで実物を確認する: 操作性や洗浄力、音などを実際に体験してみる。
この記事を参考に、自動洗浄機能のメリット・デメリットを総合的に判断し、後悔のないお風呂選びを実現してください。
コメント