
洗濯機の防水パンって本当に必要なのかな?
最近はない家も多いって聞くけど…

確かに、防水パンがない家も増えてきているね。
我が家も、新築時に防水パンをなくす選択をしたよ。
賃貸には必ずと言っていいほどついている「防水パン」。
この「防水パン」の必要性について、あなたは考えたことがありますか?
戸建てでも付けている家庭はありますが、最近は付けないケースも増えてきています。
特にデザイン性の高い洗濯機や、スタイリッシュな洗面空間を求める人にとって、防水パンは可能な限りつけたくないと思う設備でしょう。
しかし、本当に防水パンなしで大丈夫なのでしょうか?
この記事を読むあなたは少なからず、防水パンを付けるかどうかで悩んでいることでしょう。
結論から言えば、「付けなくても大丈夫な家」と「付けた方がよい家」があります。
この記事では、5年前の家づくりの際に「防水パンをつけない」という選択をした我が家の経験をもとに、防水パンの役割や「設置しない」ことでのメリット・デメリット、注意点などを徹底的に解説します。
- 防水パンの役割
- 設置しない理由と代わりに採用したもの
- 防水パンがなくても快適な洗濯機周りを実現する方法
- 新築時に注意したいこと
戸建てに防水パンは必要なし?その理由とは?


てんパパの家はつけなかったんだね!

我が家では、「必要なし」と判断したよ。
まずは、その理由を説明する前に、防水パンの役割についておさらいしておこう。
ここでは、まず防水パンの役割を改めて確認します。
その上で、なぜ我が家が防水パンを設置しない選択をしたのか、その理由と、代わりに採用した対策について詳しく解説していきます。
防水パンってなんで必要?

そもそも、防水パンって何のためにあるんだろう

防水パンの主な役割は、洗濯機からの水漏れを防ぐことなんだ。
「防水パン」とは、洗濯機の下に使用されるプラスチック製のトレーのようなものです。

賃貸のマンションやアパートにはよく付いているもので、その役割は、主に以下の3つです。
- 水漏れ対策
- 防音対策
- 床の保護
役割 | 詳細 |
---|---|
水漏れ対策 | 洗濯機からの水漏れや結露による浸水を防止します |
防音対策 | 洗濯や脱水での振動を軽減させます |
床の保護 | 洗濯機からの振動による床へのダメージを防ぎます |
我が家が防水パンを付けなかった理由

水漏れ対策は大事だね!
でも、てんパパの家ではなんで防水パンを付けなかったの?

理由は主に2つあるんだ。
それぞれ解説していくね。
機能性を見ると洗濯機の下に設置した方がよいと感じる「防水パン」ですが、我が家では採用しませんでした。
なぜ我が家が防水パンを設置しなかったのか。
その主な理由は、以下の2点です。
- 見た目の問題
- 洗濯機のサイズが固定される
- 戸建てである
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは「見た目の問題」です。
「防水パン」は、見た目が正直格好悪いです。
設置するとどうしても生活感が出てしまい、スタイリッシュにした洗面空間の雰囲気を損ねてしまうと感じました。
次に「洗濯機のサイズが固定される」点です。
防水パンは一度設置すると交換が大変な設備です。
そのため、設置した場合、サイズが固定されるため、防水パンに合わせて洗濯機を決めなければならないのです。
我が家ではドラム式洗濯機を設置したかったので、防水パンに合わない場合があったため、採用しませんでした。
ちなみに最近のドラム式洗濯機はデザイン性の高いものが多いため、格好悪い防水パンの上に置くと、その魅力が半減してしまうという点もマイナス材料でしたよ。
最後に「戸建てである」点です。
防水パンの主な目的として浸水対策があります。
賃貸であれば、水が漏れた際に被害を受けるのは我が家だけでなく下の階の住人も含まれます。
その場合、損害賠償まで発展するケースも少なくありません。
しかし、我が家は戸建てです。
そのため、仮に水が漏れたとしても我が家だけしか被害を受けないのです。
当然、浸水していいことはありませんが、我が家だけしか被害をうけないのであれば、「わざわざ付ける必要はない」と判断しました。

なるほどね。
でも、水漏れが心配じゃないの?

もちろん、水漏れ対策はしっかりしているよ。
防水パンの代わりに、排水口には、水漏れ防止機能付きの排水トラップを設置したんだ。
戸建てでも防水パンが必要な家は?


じゃあ戸建てなら「防水パン」は必要なさそうだね!

ちょっと待って!
洗濯機の設置場所が2階以上だったり、2世帯場合は、防水パンがあった方が安心かもしれないよ!
我が家が付けなかった理由に「戸建てである点」を挙げましたが、戸建てだから必要ないと言うわけではありません。
一般的に、以下のようなケースでは、戸建てでも防水パンの設置を検討した方が良いでしょう。
- 床材が水に弱い場合: 無垢材などの水に弱い床材を使用している場合は、水漏れによるダメージを防ぐために、防水パンの設置をオススメします。
- 洗濯機の設置場所が2階以上の場合: 万が一、水漏れが発生した場合、階下への被害が大きくなる可能性があるため、防水パンの設置が有効です。
また、2世帯でフロアが分かれる場合も設置した方がいいでしょう。 - 小さなお子さんやペットがいる場合: 誤って洗濯機のホースを外してしまったり、排水口を詰まらせてしまったりするリスクがあるため、防水パンがあった方が安心です。
洗濯機を直置きする際の注意点:排水トラップの確認を!

防水パンなしで洗濯機を直置きする場合、得に気を付けることはある?

一番大事なのは、排水トラップの種類と設置状況を確認することだよ。
洗濯機を直置きする際に最も重要な点が、排水トラップの確認です。
排水トラップとは、排水口に設置されている、下水からの臭いや害虫の侵入を防ぐための部品です。

防水パンを設置しない場合、この排水トラップが床から直接顔を覗かせる形で設置されます。
一見、そこまで重要そうなものではないように見えますが、付け方によっては漏水を引き起こすリスクもあります。
排水トラップを付ける上で以下の点に注意が必要です。
- 排水トラップの種類
- 設置状況
まず「排水トラップの種類」についてです。
防水パン専用の排水トラップは、防水パンがないと水漏れの原因になる可能性があります。
そのため、必ず直置きに対応した排水トラップを使用してもらいましょう。
気になる人は事前に工務店やハウスメーカーに相談しておけば安心ですよね。
続いて「設置状況」です。
主に洗濯機の排水ホースと排水トラップの固定状況を確認します。
排水トラップとの接続部にぐらつきがある場合は注意が必要です。
特に洗濯機は新築時に新しく設置する場合が多いので、かならず設置状況を確認しておきましょう。
また、洗濯機の排水ホースを設置する際は、ある程度の勾配(高さ)が必要です。
設置時はかならず排水されているかも確認しておきましょう。
防水パンがない我が家が感じたメリットと快適な洗濯機周り


防水パンなしにして、実際どうだった?
何かメリットはあった?

うん、メリットはたくさんあったよ!
見た目もスッキリしたし、掃除もしやすくなったし、洗濯機の選択肢も広がったんだ。
ここでは、実際に防水パンなしの生活を送っている我が家が感じたメリットと、快適な洗濯機周りを実現するための工夫について紹介します。
見た目がスッキリ

付けなくて良かったと一番感じたのはやはり見た目かな

そうなんだ!
見た目ってやっぱり大事だよね!
防水パンをなくしたことで、最も大きな変化は、洗面所全体の見た目が格段にスッキリしたことです。
以前は、どうしても防水パンの存在感が気になり、生活感が出てしまっていましたが、今では洗面所に入るたびに、そのスッキリとした空間に満足しています。
特に、我が家では、白を基調としたシンプルなデザインの洗面台を採用したため、防水パンがないことで、そのデザイン性がより一層引き立ちました。
また、防水パンがないことで、床面がフラットになり、視覚的に空間が広く感じられるようになりました。
これは、特に狭い洗面所においては、大きなメリットと言えるでしょう。
ホコリともおさらば!掃除もしやすい快適空間

防水パンの掃除って、結構大変だよね…

そうなんだよね。
防水パンがないと、床の拭き掃除が格段に楽になったよ。
防水パンがあると、洗濯機との隙間や、パンの裏側などにホコリや髪の毛が溜まりやすく、掃除が非常に大変でした。
特に、奥の方は手が届きにくく、掃除機も入らないため、毎回苦労していました。
しかし、防水パンをなくしたことで、これらの問題が一気に解消されたんです。
床全体をフラットに掃除できるようになったため、掃除機やクイックルワイパーによる掃除が格段に楽になり、時間も短縮されました。
また、ホコリや髪の毛が溜まる場所がなくなったため、常に清潔な状態を保てるようになり、カビの心配も軽減されました。
洗濯機の選択肢が広がる!大型ドラム式も設置可能

洗濯機を買い替える時も、選択肢が増えるのは嬉しいね!

うん、好きな洗濯機を選べるようになったのは大きなメリットだよ
防水パンがあると、そのサイズや形状に合わせて洗濯機を選ぶ必要があり、特に大型のドラム式洗濯機は設置できない場合がありました。
我が家も、以前は、防水パンのサイズ制限により、憧れのドラム式洗濯機を諦めざるを得ませんでした。
しかし、防水パンをなくしたことで、洗濯機のサイズや種類を自由に選べるようになり、ドラム式洗濯機も選択肢に入れることができるようになったのです。
実際に、我が家では、防水パンをなくした後、念願だった大型のドラム式洗濯機を購入しました。
大容量で、乾燥機能も充実しており、洗濯の効率が格段に向上しました。
また、将来的に洗濯機を買い替える際にも、防水パンのサイズを気にせず、自由に選べるというのは、大きなメリットです。
洗濯機の技術は日々進化しており、新しい機能やデザインの洗濯機が次々と登場しています。
防水パンがないことで、常に最新の洗濯機を選べるというのは、長い目で見ると、非常に大きな利点と言えるでしょう。
おすすめの洗濯機をかさ上げする方法

洗濯機をかさ上げすると、さらに掃除がしやすくなるって聞いたけど、おすすめの方法はある?

いくつか方法があるけど、我が家では、専用の置き台を使っているよ。安定感もあるし、見た目もスッキリするからおすすめだよ。
洗濯機をかさ上げすることで、以下のようなメリットがあります。
- 掃除のしやすさ向上: 洗濯機下の空間が広がり、掃除機やモップが楽に入るようになります。
- 排水ホースの取り回しが楽に: 排水ホースに余裕ができ、設置や交換がしやすくなります。
- 洗濯物の出し入れが楽に: 洗濯機の位置が高くなることで、腰への負担が軽減されます。
- 振動の軽減: 洗濯機の振動が床に伝わりにくくなり、騒音対策にもなります。
次に大事な点が「かさ上げの方法」です。
ここでは効果的な方法としては、主に2つの方法を提案します。
- 専用の置き台(洗濯機用かさ上げ台)
洗濯機専用に設計されているため、安定感が高く、見た目もスッキリします。
振動吸収効果のある素材を使用しているものもあり、騒音対策にもなりますよ。 - キャスター付き置き台
キャスター付きであるため、掃除が簡単にできます。
特にドラム式洗濯機は乾燥機能を使用すると下にホコリが溜まりやすいのでほこりが気になる人はこちらの方がおすすめです。
まとめ

防水パンなしの生活、意外と快適そうだね!
私の家でも防水パンなしを検討してみようかな。

そうだね。
でも、水漏れ対策はしっかりとしてね!
この記事では、新築戸建てに防水パンは必要ない?という疑問に対して、防水パンをなくした我が家の選択とその理由、メリット・デメリット、注意点などを解説してきました。
結論として、
- 防水パンは必ずしも必要ではない
- 防水パンなしのメリットは、見た目のスッキリ感、掃除のしやすさ、洗濯機の選択肢の広がり
- 防水パンなしにする場合は、排水トラップの確認と水漏れ対策が重要
ということが言えます。
防水パンの有無は、それぞれのライフスタイルや価値観、住環境によって、最適な選択が異なります。
この記事を参考に、ご自身の状況に合わせて、後悔のない選択をしてくださいね!
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