知らなきゃ後悔する?自動洗浄付きレンジフードのデメリットまとめ

家づくり

自動洗浄付きレンジフードって本当に10年間掃除しなくていいの?

レンジフードに自動洗浄機能をつけて後悔しないかな?

新たなキッチンのレンジフードを決める際にこのような悩みを抱いた経験ってありませんか?

レンジフードは家の中でも汚れやすい場所です。

そのため、「レンジフードに自動洗浄機能があれば面倒なお手入れから解放される」と思う人も多くいます。

実際、最近のレンジフードに付いている自動洗浄機能は性能が良く、お手入れで面倒な油汚れをボタン1つで取ってくれるため、大変便利です。

我が家には一般的なレンジフードがついていて、月1回のお手入れですら億劫になるほどですから、自動洗浄機能がある家を羨ましく思います。

しかし、「自動洗浄付きレンジフード」にはデメリットも存在します。

もしデメリットを把握しないまま、設置をしてしまった場合、付けたことを後悔する危険性があるでしょう。

この記事は「自動洗浄付きレンジフード」を付けたいけど以下の悩みを抱えている人に向けて作成しています。

  • 自動洗浄付きレンジフードを選んで後悔したくない
  • 自動洗浄付きレンジフードのデメリットが知りたい
  • レンジフードに付く自動洗浄機能の仕組みを知っておきたい
  • おすすめの自動洗浄付きレンジフードを知りたい

もしあなたが同じような悩みを抱えているのであれば、この記事は役に立つことをお約束します。

この記事では自動洗浄機能付きレンジフードを導入して後悔しないために、デメリットの部分はもちろんのこと、基本的な仕組みや各メーカー製品の違いを解説していきます。

この記事を読めば、自動洗浄機能付きレンジフードのデメリットを理解し、あなたのライフスタイルに合った製品を選ぶことができるでしょう。

この記事でわかること
  • 自動洗浄付きレンジフードの仕組みとデメリット
  • 本当に「10年掃除不要」なのか
  • 自動洗浄の機能について
  • メーカー別の自動洗浄付きレンジフードの特徴
この記事を書いている人
てんパパ

住宅設備が大好きすぎる33歳二児のパパ
床面積1万㎡以上の大型施設の施設管理を7年間続け、設備の魅力にドハマリ
5年前にアイ工務店でマイホームを購入してから住宅設備にも興味をもつ
ブログでは「ハウスメーカーが決まってから家に住むまでのついつい忘れやすい”家づくりの盲点”」をテーマにお届け

てんパパをフォローする

自動洗浄付きレンジフードが持つデメリットとは?

アイのある家づくりブログ

自動洗浄付きレンジフードは、ボタン一つで油汚れを洗浄してくれる画期的な効きです。

しかし、導入前に知っておくべきデメリットも存在します。

ここでは、自動洗浄機能の仕組みを解説しながら、

  • 「10年掃除不要」は本当なのか?
  • お湯洗浄タイプは手間がかかるのか?
  • 値段はどれくらい高いのか?

といった部分に焦点を当てて解説していきます。

自動洗浄機能の基本的な仕組み

出典:「Rinnai公式HP

レンジフードに付けられた自動洗浄機能とは、「内部や内部に搭載されたファンを水やお湯で自動で洗浄する機能」です。

一般的なレンジフードには自動洗浄機能がないため、定期的に取り外して手洗いする必要があるため、自動洗浄付きレンジフードの方が手間がかかりません。

レンジフードに使われる洗浄機能の一般的な仕組みは以下の通りです。

  • 給水/給湯トレイのセット: 洗浄に使う水またはお湯を、専用のトレイにセットします。
  • 洗浄開始: ボタンを押すと、ノズルから水やお湯が噴射され、ファンやレンジフード内を洗浄します。
  • すすぎ・乾燥: 洗浄後にファンを回転させて乾燥させます。排水は専用のトレイに溜まり、トレイに溜まった水を捨てます。
出典:「Rinnai公式HP

メーカーや機種によって、洗浄方法、使用する水/お湯の量、洗浄時間、洗浄できる範囲などが異なります。

メーカーの特徴は記事の後半で解説しますので、詳しくはそちらをご確認ください。

なお、点検頻度は2か月に1度が一般的です。

本当に10年掃除不要?注意したい点とは?

自動洗浄付きレンジフードでよく目にする「10年掃除不要」というフレーズ。

あなたも目にしたことはありませんか?

10年も掃除不要なんて助かる!」と思った人もいるかもしれません。

確かにお手入れがとても大変なレンジフードが10年間も掃除をする必要がなければとても魅力的です。

しかし、これはあくまで「掃除が不要」なだけであって、「キレイな状態が続く」わけではないのです。

具体的に言えば、

10年間掃除をしなくてもレンジフードとしての機能が保たれる

という意味になります。

つまり、「10年掃除不要」とは、10年もの間、ピカピカの状態が保たれるのではなく、汚れつつもレンジフードとしての最低限の機能である「換気する機能」は維持できるということを意味しているのです。

設置する人はこの前提条件を抑えておきましょう。

全く掃除をしなくて良いわけではないという点を意識することが大切です。

なお、レンジフード自体の寿命を考慮すると、やはり定期的なメンテンナンスは行う必要があります。

「レンジフード内もキレイな状態を保ちたい」

「使用するレンジフードを長く使いたい」

と考えている人はメーカーが推奨する期間でのメンテナンスを行いましょう。

実は手間?お湯を使った洗浄

自動洗浄機能には、主にお湯を使います。

お湯をつかうことで油汚れを効果的に落とすことが出来ます。

しかし効果が高い反面、デメリットがあります。

  • 給湯トレイの準備が面倒: 毎回、洗浄前に給湯トレイに40~45℃程度のお湯を準備し、セットする必要があります。 このひと手間が、忙しい毎日の中では意外と負担に感じることも。
  • 電気代がかかる: 給湯したお湯を用意する必要があるため、電気代がかかります。

毎日の作業ではないため、大きな負担とまでは言いませんが、定期的には行う必要があるので、デメリットと言えます。

また、冬場は水温が低く、洗浄力が低下する可能性もあります。

値段が高い?一般のレンジフードとの比較

自動洗浄機能付きレンジフードは、一般的なレンジフードに比べて価格が高い傾向があります。 機種やメーカーによって異なりますが、10万円以上の価格差があることも珍しくありません。

以下の表に、一般的なレンジフードと自動洗浄機能付きレンジフードの価格帯、および価格差の要因をまとめました。

レンジフードの種類価格帯(目安)価格差の主な要因
一般的なレンジフード5万円~15万円機能がシンプル
自動洗浄機能付きレンジフード15万円~30万円自動洗浄機能がある
コンロやIHとの連動機能などの高性能な機能が付く場合も

自動洗浄付きレンジフードは各メーカーでも上位モデルの場合が多いため、自動洗浄以外の機能も付く場合があります。

そのため、比較的に高い費用となる場合が多いようです。

なお、自動洗浄付きレンジフード初期費用は高くなりますが、

  • 日々の掃除の手間が省ける(時間的コストの削減)
  • レンジフードをある程度清潔に保てる(精神的コストの削減)

ことを考慮すると、必ずしも高い買い物とは言えないでしょう。

長期的な視点で、費用対効果を検討することが大切です。


自動洗浄機能が欲しい人必見!おすすめのメーカー4選

アイのある家づくりブログ

自動洗浄機能付きレンジフードは、日々の掃除の手間を大幅に減らしてくれる魅力的な製品です。

デメリットを理解した上で、「それでも導入したい!」という方のために、主要メーカーの特徴を比較し、ご紹介します。

リンナイの自動洗浄付きレンジフード

出典:「Rinnai公式HP

リンナイのレンジフードのうち「TAGシリーズ」には「自動洗浄機能」が備わっています。

TAGシリーズ」はリンナイの中でも上位モデルで、自動洗浄機能以外にも以下の機能を有しています。

  • ノンフィルター
  • 風量おまかせ運転
  • 自動換気
  • ビルトインコンロ連動

採用されている自動洗浄機能は、記事の前半で紹介したとおり、お湯を給湯トレイにセットし、ボタン一つでファンを自動で洗浄するというタイプです。

なお、リンナイのレンジフードは自社製品ではなく、富士工業株式会社製を使用しています。

LIXILの自動洗浄付きレンジフード

出典:「LIXIL公式HP

「よごれんフード」が人気なLIXILのレンジフードにも自動洗浄機能が搭載されているシリーズがあります。

自動洗浄機能があるシリーズは「TARタイプ」。

「TARタイプ」はリンナイと同じ「富士工業株式会社」の製品を採用しているもので、同じ機能を有しています。

  • ノンフィルター
  • 風量おまかせ運転
  • 自動換気
  • ビルトインコンロ連動

クリナップの自動洗浄付きレンジフード

クリナップのレンジフードでは、自動洗浄機能がついた「洗エールレンジフード」が有名です。

洗エールレンジフード」の特徴は、大きく2点あります。

1点目はファンフィルターが付いており、自動洗浄機能と組み合わさることで油煙の約90%を捕集することが出来る点。

2点目はファンだけでなく、フィルターも洗浄できる点。

クリナップのレンジフードはリンナイやLIXILと異なり、フィルターが付いているタイプですが、自動洗浄の範囲はフィルターまで含まれます。

また、レンジフードに給気清浄機能が付いている点も衛生的でおすすめです。

自動洗浄機能はリンナイやLIXILと同様で、給湯タンクでフィンを洗浄するタイプです。

掃除頻度も2か月に1度と他社と変わりません。

なお、「洗エールレンジフード」には自動洗浄機能以外にも以下の機能が付いています。

  • 給気清浄機能
  • 自動排熱運転
  • 風量自動運転(省エネナビ)
  • スマートフォン連動

Panasonicの自動洗浄付きレンジフード

パナソニックのレンジフードにも自動洗浄機能が搭載されています。

現在、搭載されているシリーズは「DWシリーズ」のみです。

Panasonicのレンジフードは商品名が異なりますが、クリナップと同じタイプを使用しています。

主な仕組みはクリナップと同様ですが、エコナビ機能が付いている点が異なる点と言えるでしょう。


まとめ

自動洗浄機能付きレンジフードは、日々の掃除の手間を減らしてくれる便利な機能ですが、

  • 「10年掃除不要」は条件付き
  • お湯洗浄タイプは準備が面倒
  • 価格が高い

などのデメリットも存在します。

しかし、これらのデメリットを理解し、あなたのライフスタイルに合った製品を選べば、自動洗浄機能付きレンジフードは、あなたのキッチンライフをより快適にしてくれるはずです。

この記事では以下の点について解説しました。

ぜひ、各メーカーの製品を比較検討し、後悔のないレンジフード選びをしてくださいね!

この記事でわかること
  • 自動洗浄付きレンジフードの仕組みとデメリット
  • 本当に「10年掃除不要」なのか
  • 自動洗浄の機能について
  • メーカー別の自動洗浄付きレンジフードの特徴

コメント